あらすじ
西暦2042年。
世界中の空に、黄金の扉が現れた。
その日、人類は初めて自分たちだけが世界ではないことを知る。
頭の中へ直接響く謎の声。
『文明ランク1を確認。世界競売への参加資格を付与します。』
それは、数千もの文明が参加する"世界競売"への招待だった。
競売に並ぶのは、お金では買えない奇跡。
世界樹の苗。
龍との契約権。
時間を操る技術。
惑星開拓権。
文明を進化させる権利。
落札した文明は繁栄し、価値を見誤った文明は衰退する。
そんな絶対のルールの下、地球は最も低い文明ランクのまま世界競売へ参加することになる。
そんな中、ごく普通の高校二年生・天城美月だけは、生まれつき物の"本当の価値"を見抜く力《真価眼》を持っていた。
偶然手にした一冊の黒い本によって、彼女は世界競売の代表候補として認証される。
だが、美月はまだ知らない。
世界競売は、単なるオークションではない。
それは文明の未来を選び、歴史そのものを書き換える舞台であり、《真価眼》を持つ者は、数千年に一人しか現れない特別な存在だということを。
価値を知る少女が、人類の未来を競り落とす。
これは、一人の少女が"世界の価値"を変えていく物語。