あらすじ
数年前、マヒルの故郷である島国は、世界地図から消えた。
唯一の生き残りであるマヒルは、国際機関の支援で学校生活を送っているが、周囲の大人たちは島の話題になると口を閉ざす。教科書にも地図にも、彼女の国は載っていない。
そんなある日、マヒルの前に金髪碧眼の令嬢ローズが現れる。
見た目は完璧なお嬢様。中身は、扇子とおじさんギャグを愛する変人。
けれどローズは、誰も語らなかったマヒルの島の名を口にする。
「真実を知りたいなら、わたくしに協力なさい」
ローズに連れていかれた屋敷で、マヒルは無表情の天才少女ソフィアと出会う。
食べない、寝ない、笑わない。放っておくと死にそうなソフィアのサポートを押しつけられたマヒルは、変人だらけの組織に振り回されながら、消えた島の真相に近づいていく。
だが、その真実は、マヒルが信じかけたものすべてを揺さぶるものだった。
これは、地図から消された国の少女が、自分の道を切り開いていく物語。