あらすじ
福岡・博多の町が、一年で最も熱く盛り上がる季節がやってきました!
春の「博多どんたく」、秋の「放生会(ほうじょうや)」と並ぶ博多三大祭りのひとつ「博多祇園山笠(はかたぎおんやまかさ)」は、300万人の見物客を集める、博多っ子の誇りと情熱が詰まった夏祭りです。
博多人形師が作りあげた、武者人形をほどこす、ゆうに10メートルを越す絢爛豪華な飾り山。
趣向を凝らした1トンを越す巨大な山笠を担ぎ、威勢の良い掛け声を上げて走る男たちの姿。
その勇壮なる、博多祇園山笠の魅力を紹介します。
毎年7月1日~15日に行われる「博多祇園山笠」。
その歴史は780年以上前の鎌倉時代にさかのぼります。1241年、博多の町に疫病が流行した際、承天寺の開祖・聖一国師円爾(しょういちこくし えんに)が施餓鬼棚(せがきだな)を担いで町中を練り歩き、疫病退散を祈願したことが始まりといわれています。
博多祇園山笠の行事は、「流(ながれ)」という町内組織を単位として運営されます。
豊臣秀吉による天正15年(1587年)の「太閣町割り」が起源といわれ、東は御笠川、西は博多川を境にして町割りを行い、十数カ町をまとめたひとつの区画を「流」と呼びました。
これが現在の「七流(しちながれ)」(大黒流・東流・中洲流・西流・千代流・恵比須流・土居流)に受け継がれています。流ごとに舁き手(担ぎ手)の掛け声や法被の柄、山笠のデザインもさまざまなので、見物の際にはぜひ注目を!
※七流のうち中洲流と東流は、舁き山笠と飾り山笠の両方があります。
【2026年の七流】
一番山笠 中洲流(なかすながれ)
二番山笠 西流(にしながれ)
三番山笠 千代流(ちよながれ)
四番山笠 恵比須流(えびすながれ)
五番山笠 土居流(どいながれ)
六番山笠 大黒流(だいこくながれ)
七番山笠 東流(ひがしながれ)
博多祇園山笠は、国の重要無形民俗文化財に指定されており、2016年にはユネスコ無形文化遺産にも登録されました。
最近では、インバウンド需要のせいか、海外からの観光客も増えています。
ぜひ、皆さまも見にいらして下さい。
今回は飾り山と、舁き山の全てを紹介します。
番外編として、花魁道中も開催される女性だけのお祭り、中洲まつりも紹介します。
【2026年7月5日公開】