あらすじ

【作品説明】 転校初日から雨に降られ、「雨女」と呼ばれることを気にしている小学六年生の雨宮空。新しい学校で出会ったのは、毎日雨量計をのぞき、天気を記録し続ける無口なクラスメイト・晴山陸だった。 ある朝、校庭の水たまりは残っているのに、観察池の水だけが消えていた。さらに雨量計の中から、「雨を返してほしければ、屋上に来い」という謎の手紙が見つかる。 屋上の排水口、白いチョークの矢印、古いマンホール、図書室に残された二十年前の大雨の記事。空たちは、学校に降った雨の行方を追ううちに、校庭の下に忘れられていた旧排水路と、過去の水害の記憶にたどり着く。 雨を盗んだのは誰なのか。 そして、その本当の目的とは。 雨の日にだけ動き出す、友情と防災の学園ミステリー。 【あらすじ】 小学六年生の雨宮空は、転校初日から雨に降られ、前の学校で「雨女」と呼ばれていた記憶を引きずっている。青瀬第一小学校で出会った明るい日向咲と、天気係の晴山陸とともに、空は学校で起きる奇妙な事件に関わっていく。 大雨の翌朝、校庭の水たまりは残っているのに、観察池の水だけが消えていた。続いて、雨量計の中から「雨を返してほしければ、屋上に来い」という手紙が見つかる。屋上の排水口、白いチョークの矢印、逆さまに貼られた気圧表を調べるうちに、空たちは学校の雨水が古いマンホールへ流れていることを知る。 図書室と町の資料館で調査を進めた三人は、校庭の下に旧排水路が残っている可能性と、二十年前の大雨で学校周辺が浸水した過去を突き止める。そのとき排水路の異変に気づき、避難につなげた児童の一人が、陸の祖父・晴山正一だった。 一連の謎を仕掛けたのは陸だった。もうすぐ転校する陸は、今の防災マップから旧排水路の存在が抜け落ちていることに不安を感じ、学校のみんなに気づかせようとしていた。空は陸の思いを受け止めつつも、人を怖がらせる方法は間違っていると伝える。 陸は先生とクラスに謝罪し、空、咲とともに調査結果を発表する。学校と町は旧排水路を確認し、防災マップを見直すことになる。陸は転校前に天気の記録ノートを空へ託し、空は新しい天気係になる。 遠足の日、また雨が降る。けれど空はもう、自分を「雨女」だとは責めない。雨を知り、備えることで、人は明日を少し安全にできると気づいたからだ。

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エブリスタ
エブリスタ2026/07/05
  • 現在の作品雨を盗んだクラスメイト