あらすじ
目を覚ましたラトは、首だけだった。
見知らぬ星で第三期可転体の身体を与えられた彼は、口の悪いサモと、未来を視る獣型可転体ロニに連れられ、星々を渡る旅に出ることになる。
しかもなぜか、流力を補うための“充電器”扱いまでされながら。
軽口を叩き合い、不憫な目にも遭いながら、ラトが出会う命はどれも簡単には救えない。
名を持たない子ども。中立を守る踊り子。施設で作られた可転体たち。
何も知らずに目覚めた少年は、失いながら、それでも誰かを守る力を探していく。
首だけで目覚めた少年と可転体たちが、コメディとシリアスを行き来しながら進む、ビターな群像SF。