あらすじ
王太子の婚約者である公爵令嬢オルフェリアは、ある朝突然、身に覚えのない罪を向けられる。
聖女への嫌がらせ。
王太子への執着。
残された証拠。
そして、彼女を見たという目撃者たち。
けれどオルフェリアは、そのどれにも覚えがなかった。
誰かが、自分の顔で、自分の声で、自分よりも“オルフェリアらしく”振る舞っている。
周囲が望む悪役令嬢。
誰かに都合のいい婚約者。
美しく、正しく、断罪されるべき女。
その顔で笑っているものは、果たして何なのか。
これは、自分の顔をした何かに、自分の役目を奪われる令嬢の物語。