あらすじ

「パパ、あのお姉さん、知り合い?」 春の駅で、娘にそう聞かれた。 振り返ると、そこには高校時代、そして社会人になってからもう一度恋をした女性――水瀬美月がいた。 彼女の隣には夫がいて、小さな男の子が笑っている。 目が合う。 軽く会釈を交わす。 それだけだった。 けれど、胸の奥にしまった十数年前の恋は、今でも色あせてはいなかった。 これは、恋人になれなかった二人の物語。 何度も想いは重なったのに、「相手の夢を応援したい」という優しさが、本当の気持ちを飲み込んでしまった。 もし、あの日「好き」と伝えていたら。 そんな「もしも」は、きっと一生なくならない。 それでも、あの恋があったからこそ、僕たちは今、大切な人を幸せにできている。 結ばれなかった恋が、それぞれの幸せへと続いていく物語。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/07/05
  • 現在の作品結ばれなかった恋にも、幸せな結末はある。 ~それでも僕たちは、何度でも出会い直す~