あらすじ
ただ一人生き残った人間――俺の名はリョウ。
目覚めたら草原。そこには看板がぽつん。
「世界が滅びました」
とだけ、書いてやがる。
その意思を持つクソ生意気な看板によると、世界は復元可能らしい。
その代わり、異世界で巻き起こる厄介ごとを片づけろだとよ。
最初はこいつをぶっ壊してやりたかった。
だけどいつの間にか、最高の相棒になっていた。
そんな相棒を片手に、様々な世界へ訪れていく。
その旅は――しゃべるなすびに、飯くれ勇者に、料理する魔王に、宇宙人に、ネトゲ廃人でレトロゲーラブの神様だって!?
まともな世界は一つもないのかよ!!
へんてこな世界を駆け巡りたびに、俺は真実の欠片を手にしていく。
世界は、滅びたんじゃない。滅ぼされたんだ――俺はただ、利用されるために、異世界を旅させられてた。
そのせいで、取り返しのつかない罪まで背負うことになる。
それでも、立ち止まるわけにはいかない――そうだ、へこたれても何も解決しない!
ただ、黙って従うだけが、俺じゃないからだ!
ちっぽけな俺だけど、旅を通じて出会った仲間がいる!
看板を片手に出会った仲間との絆を胸に、俺は俺のやり方で、この世界の理不尽をひっくり返してやる。
――残酷で、不条理。でも、楽しさは失わない。
これは、俺と看板の出会いと別れを描いた、異世界ロードムービー。