あらすじ
星奈月詠(ほしな つくよみ)のクラスに、ある日、新しい教育実習生がやってきた。
名前は神楽夜五月(かぐや さつき)。担当は月詠たちの担任と専門科目。
月詠の彼に対する第一印象は――「冗談抜きで優秀、そして冗談抜きで近寄りがたい男」。
そんな月詠には、如月凛香(きさらぎ りんか)という最高の親友がいる。
凛香は学年トップクラスの秀才で、月詠の成績が上がったのも彼女のおかげ。特に語学の才能は圧倒的で、クラスで唯一ネイティブ並みの発音で英語を操る天才だ。実習生の神楽夜先生には一歩及ばないものの、月詠から見れば「社会の頂点と底辺」ほどの格差がある。
しかしある日、月詠の鋭いカメラアイ(観察眼)が、ある違和感を捉えた。
――待って。あの神楽夜先生、もしかして凛香に気があるんじゃ……?
「いや、犯罪だろ(ロリコンかよ)!」と心の中で激しいツッコミを入れる月詠。まあ、まだ先生が何かやらかしたわけでもなく、現時点では月詠の妄想(偏見)にすぎないのだが。
ところが、神楽夜先生が正式に学校の教師として採用されてから事態は急変。
先生の凛香に対する「好き」のサインは日増しにエスカレートし、あろうことか、凛香の方もだんだんと彼に惹かれていき――!?
モブキャラである私が特等席(最前線)で目撃した、一人のカタブツ教師と天才女子高生の、ちょっと危うくて(?)最高に愛おしいハッピーエンドへの記録が、今始まる。