あらすじ

茶屋で働く凪は、笑顔ひとつで客の心をつかみ、お茶代やお駄賃を自然と増やしてしまう人気者。努力するより要領よく稼ぐのが信条で、いつか小料理屋を開くことだけを夢見ていた。 ある日、長屋の床下から三十万雫もの大金を見つける。持ち主はもういない。そう思った凪は、自分の貯金と合わせて店の頭金にしようと考える。 けれど、その金の持ち主を知った時、「誰のものでもない雫」は、もうただのお金ではなくなっていた。 人を財布のように見ていた茶屋の男が、初めて雫の向こうに誰かの暮らしを見る、小さな後悔の物語。 客ウケ狙って着物の丈は、くるぶしよりもやや短めです♡

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カクヨム
カクヨム2026/07/05
  • 現在の作品床下から見つけた三十万雫は、もう誰のものでもないと思っていた