あらすじ
三十年こき使われた末に会社を追い出された塗装職人の男は、気がつくとモフだらけの異世界の街にいた。
前世仕込みの技術と段取り力を武器に、看板や建物の修繕、教会や孤児院の整備など、地味だけれど欠かせない仕事を一つずつこなしていくうちに、街には「ただいま」と言いやすい場所が少しずつ増えていく。
やがて彼は、山奥の寂れた祠と街とをつなぐ大がかりな道づくりを任され、王や聖職者、冒険者やモフたちを巻き込みながら、筋肉痛と会議まみれの毎日を送ることに。
決して華やかな勇者ではない一人の職人が、仕事を通じて「ここにいていい」と認められていくまでの、ちょっとおかしくて、どこかほっとする異世界お仕事もの。