あらすじ
死ねない体になって、二百年。
リゼル・アーヴァインは、家族を守れなかった夜以来、死に方を探し続けている。崖から落ち、毒を飲み、雷に打たれても、傷はすぐに塞がってしまう――呪われた「不死」の体だから。
ある日、死んだはずの弟によく似た青年の噂を耳にし、王宮へと足を踏み入れたリゼルは、二百年前の粛清の裏に隠された、一族の真実と向き合うことになる。
執事の献身、弟との再会、そして辿り着いた契約の正体。
二百二十一回目、彼女がようやく選んだのは――「誰かのため」ではなく「自分自身のため」の、最後の答えだった。