あらすじ
異世界に転生したって、うまくいくとは限らない。才能もない。運もない。環境も最悪。気づけば森に捨てられ、なんとか生き延びても地下で働かされ、それでも死んでやるかと生き延びて――八十年。
そして、何も成し遂げないまま、ただ老いていった。
それで終わるはずだった。
「やり直せ」
突然、頭の中に響く声。
神だと名乗る何かが、そう告げる。
「お前は全て持っていたはずだ」
そんなわけがない。
そう思うのに、その声は一切揺るがない。
「譲るな、嘆くな、悲しむな、逃げるな、怯えるな。――ただ喰らえ
そして彼はもう一度、始まりへ戻る。