あらすじ
「お前も商人なら、そろばんを弾き私を納得させてみよ」
海からの白砂が田畑を侵食し、人々の暮らしを脅かす白砂町。
老舗商家『湊屋』の跡取り息子・惣助は、最愛の母を亡くしたことをきっかけに、変わり者の町医者・順庵から驚くべき未来を聞かされる。
それは、いずれ町全体が砂に埋もれ、消え去るという恐るべき危機だった。
「もう誰も、俺と同じ思いはさせたくない」
故郷を守るために立ち上がった少年。だが、頑固な父親や「前例がない」と突っぱねる藩の役人たちが立ち塞がる。
惣助は夜通しそろばんを叩き、お上の刃をも止める【六百九十五両】の逆転算段を弾き出す!
無料の竹、木場の端木、そして子どもたちが集めてくれた山の苗を武器に、少年は不可能と言われた砂浜への植樹――のちに「青松の道」と呼ばれる広大な松原の開拓へと挑む。
商家で鍛えた知恵と現場主義で国をも巻き込み、故郷を守り抜いていく少年の熱き江戸開拓奮闘記、ここに開幕!
※外伝『青松の道をつなぐもの 〜双子と天狗山の黒い羽〜』も公開中!
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本作は、作者本人が考案したオリジナルプロットと原稿をベースに、一部の文章作成、表現の推敲(ブラッシュアップ)や時代考証の記述補助を受けて制作しています。