あらすじ
太陽の鼓動が弱まり、地球は急速に氷河期へと沈んだ。
人類は生存のため、軌道上に二つの巨大人工衛星――
アビ(農業・生命維持)と セレ(居住・文化継承)――を建設し、凍りついた地球を離れた。しかし、資源と思想の違いから両衛星は対立し、
通信は途絶え、長い分断状態が続いていた。そんな中、アビの太陽観測班に所属する科学者 ダイは、
弱まり続ける太陽の表面で、
“通常では説明できない微弱な脈動”を検知する。原因を突き止めるため、
ダイは単独で太陽近傍の観測ミッションへ向かう。
だが観測中、太陽の表面で予測不能な磁気乱流が発生し、
ダイの乗る観測機は制御不能に陥る。通信が途絶える直前、ダイは最後の観測データを送信しようと試みるが――
そのまま事故に巻き込まれ、消息を絶つ。