あらすじ

死刑執行まで、残り三十七日。 元内閣危機管理局・特殊即応隊隊長、黒瀬玲央は、部下四名を殺害した罪で死刑を待つだけの男だった。 そんな彼の前に現れたのは、法務省監査室の男・橘修司。 橘が提示したのは、死刑確定者の中から特殊な能力を持つ者だけを選抜し、国家危機対応任務へ投入する非公開制度《LAST DAY》だった。 任務に成功すれば、残刑日数は増える。 ただし、自由が与えられるわけではない。 首には極刑囚制御機構《NOX》ノクス。 腕には戦術端末《WRIST》リスト。 逃亡、反抗、重大違反があれば、即座に処分対象となる。 黒瀬が配属されたのは、新設された第6部隊《リコード》。 任務は、殺すことではない。 人質救出、爆発物処理、民間人保護。 死刑囚だけで構成された、救助部隊だった。 詐欺師、爆弾技師、殺し屋、元暴力団員。 罪を背負った者たちは、誰かの明日を救うため、今日も死地へ送り込まれる。 だが、彼らが任務の中で触れていくのは、単なる事件ではなかった。 死刑囚部隊を利用する特務公安庁。 隊員の命を管理するNOX。 国家のためなら罪人を使い潰していいと考える者たち。 そして、黒瀬自身の冤罪に隠された真実。 救うことで罪は消えるのか。 命を使われる者に、未来はあるのか。 これは、死刑囚たちが首輪をつけられたまま、それでも誰かを救おうとする物語。 彼らの最後の日《LAST DAY》は、まだ終わらない。

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小説を読もう2026/07/05
  • 現在の作品LAST DAY ―死刑囚救命部隊《リコード》