あらすじ
世界中の全児童・生徒が収容される国レベルの超巨大寮制学園、通称『バベル』。
そこには「授業」が存在しない。日常の一挙手一投足、発言、社会貢献度のすべてが、生徒に義務付けられた自律端末『監視ペット』によってモニタリングされ、リアルタイムの「スコア」として算出される。
スコアは絶対的な序列を生み出し、中央塔に君臨する『中央委員』——高スコアを維持するバケモノ級のやつら——がすべてを支配する、歪なディストピアだった。
圧倒的な武力も、真面目にコツコツ稼ぐ気もない九条 透の武器は、ただ一つ『言葉』。
時に相手を煽り、時に甘言で操り、そして最も身近なスパイであるはずのウミヘビすらも戦略に組み込み、透はシステムの裏をかいていく。
狙うは、学園の最高権力者が集う中央の超巨大ビル。
絶対評価の箱庭で、世界最強の“嘘つき”による前代未聞の頂点奪取ゲームが今、幕を開ける。