あらすじ

ゴミ箱を漁っているカラスが黒くなかった。 その日を境に、少年の目に映る世界は少しずつ「色」を失っていく。 飼い猫のシロ、部屋のカーテン、夕日の色、テレビに映る野球中継――すべてが意図的に白黒を演じているかのように、静かに色彩が奪われてゆく。 不便ではあるが、どこか合理的でもある色のない世界。 部屋に籠る思春期特有の匂いの中、お風呂で自らの肉体を意識的に洗ううち、少年はあることに気づく。 世界の変容に、一番に「同意」していたのは、自分自身の身体だったのだと。

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カクヨム
カクヨム2026/07/05
  • 現在の作品『色のない世界への同意』