あらすじ
物価高に喘ぐ庶民と、「パーパス」「ROI」を掲げながら、給料の話になった途端、手のひらを返す経営者たち。
ITベンチャーのマネージャー・宮内健介は、ある一線を越える決断をする。警視庁の警視、ギグワーカーのリーダー、ビル警備員――利害も立場も違う四人が手を組み、国家規模の電脳ハックと粛清を実行に移す。
決行は二〇三六年二月二十六日。百年前、青年将校たちが国家に刃を向けたあの日と同じ日付だった。
実行部隊には、元・匿名流動型犯罪グループ――トクリュウの男や、戦前回帰を掲げる極右思想団体の構成員までもが加わる。利害も思想も異なる者たちが、同じ標的に向けて牙を剥く。
「国力が下がれば、お前らも不幸になる」
処刑される経営者の論理は、本当に間違っているのか。
彼らを裁いた男たちの「正義」は、本当に正しいのか。
これは犯罪か、それとも維新か。
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本作『電脳維新』は、2026年7月12日(日)開催の「みちのくCOMITIA17~仙台出張~」にて、全幕収録の物理本(新刊)として先行頒布いたします。
本投稿はその一部を先行公開するティザーです。続きはこの後、週1回程度のペースで更新していく予定ですが、結末まで含めた完全版は、まず紙の本でお届けします。
9月には大阪での頒布も予定しています(文学フリマ大阪14・9月13日)。詳細は追ってお知らせします。