あらすじ

「『ぼく』の声は、『わたし』の声は――世界を狂わせる劇薬だ。」 『私』には、恐ろしい体質があった。 ――『集団狂愛』。 ただ人と話し、触れ合うだけで、誰もがアカネに異常な執着を抱き、最後には互いを殺し合う。 その周囲では、常に血生臭い刃傷沙汰が絶えなかった。 だから誓った。誰も傷つけない、誰も狂わせない、と。 そのために選んだ「歪んだ正義」の行き着く先は―― 「ルールは簡単、互いを殺し合え」 目覚めると、コンクリートの部屋で円卓を囲んでいた7人の男女。 ゲームマスターから告げられたのは、賞金10億円を賭けた不条理なデスゲームの開幕だった。 「誰も殺さずに1週間を耐え抜こう」 ――元凶であるゲームに抗うため、互いに協力することを誓い合った参加者たち。 しかし、その初日の夜に一人目の犠牲者が出てしまう。 犯人は、あの時「協力」を誓い合った仲間の誰か。 互いを疑う心理戦が加速し、大学生アカネの運命は歪んでゆく。 しかし、これはまだ、主催者が用意したシナリオ通りに過ぎなかった。 誰も予期せぬ『それ』が牙を剥いた瞬間、用意されたゲームは完全に崩壊する。 主催者のルールすら通用しない混沌の中で、大口を開けて待っていた本当の意味での『地獄』とは――。

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エブリスタ
エブリスタ2026/07/04
  • 現在の作品『1人いる。』【完結済】