あらすじ
カクヨムのコンテストに応募していた作品です。エブリスタには初投稿となります。こちらは既存の作品と、情景や描写が異なるので、異次元シリーズをお読みの皆様にも、楽しんでいただけたら嬉しいです。
あらすじ
親友の牧田が、自販機へ飲み物を買いに行った、ほんの数分の隙間だった。
大学生の杉山連が迷い込んだのは、太陽がなく、不気味な赤紫色の空が広がる「異次元の世界」。
そこは、食べ物などの有機物はすぐに消えてしまうのに、スマホなどの無機物は形を保ち続けるという、物理法則の狂った絶望の地だった。
同じように迷い込んだ、年齢も境遇もバラバラな生存者たち。
彼らに共通していたのは、こちらへ飛ばされる直前の「眠り」の感覚。
かつて異次元から生還したという謎の男・中西が現れたとき、連たちの運命は大きく動き出す。
「全員で、元の世界へ帰る」
意識を一つにした彼らが、決死の脱出劇の果てに目にした光景とは――。
文明が消失し、物理法則さえも崩壊した異次元。
これは、絶望の果てに辿り着いた「終わりの後の世界」で、懸命に生を繋ぐ者たちの物語。
そして三年の月日を経て、かつて残した「希望の灯火」が、新たな誰かの命を繋いでいく――。
※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称・場所・建物・事件などはすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。