あらすじ
「俺は俺の道を行く! 一切合切その悉くを、その全てを凌駕して、俺は幸せという道を行く!」
神奈川北部と東京西部の狭間の地、藍上市、そこには様々な事情を抱える者たちが集まっていた。
探偵の前に現れたメイド。
研究の為に藍上市に訪れた研究者と陰陽師。
取材に訪れた漫画家と原作者。
彼らが描く曲線の交わる所には一つの噂があった。
吸血鬼がこの街を訪れている。この噂はすぐに広まり、学校や職場では話題の中心となった。
そんな噂に対して半信半疑の高校生、天綾丞は偶然、一人の少女と出会う。
少女が抱える秘密を知り、綾丞は彼女を護ることを決意する。
だが、少女を護るという事は同時に世界と戦う事を意味していた。
藍上市には更に人が訪れる、それは新興都市だからではなく、少女を追う者たちだった。
少女を護る中で街の人々は更に複雑に絡み合っていく、次第に模様を作り出した人間模様は少女に新たな心を、気付きを与える。
綾丞は少女と出会ってから変わってゆく自分の気持ちに疑問符を浮かべせる。
日常は非日常へと姿を変えて、街を覆っていく。
非日常が見せる幻想は人々の心を揺さぶり、奮い立たせる。
探偵もメイドも式神使いも研究者も漫画家も原作者もそれぞれの目的の為に戦いに身を投じる。
綾丞は人々と戦い、対話を通じて世界を知る。
そして、綾丞は自分の想いに気づくのだった。
これは少女を護る物語。
これは己の運命を知る物語。
これは自分が主人公の物語。
これは君のための物語。
これは君へ想いを伝える物語。