あらすじ
あなたは、神を信じていますか。
世界には数え切れないほどの宗教が存在し、人々はそれぞれの神を信じ、祈りを捧げています。しかし、その神々が本当に存在すると証明されたことはありません。
もし、死後に神が実在すると知ったら、あなたは何を思うでしょうか。
この物語の主人公、佐藤翔太は三十七歳の平凡な会社員でした。趣味は釣りとライトノベル集め。そんな彼は不摂生の末に重度の糖尿病を患い、医師から入院を勧められながらも拒否し、その日のうちに命を落としてしまいます。
死後、彼がたどり着いたのは天界でした。しかし、そこで告げられた事実はあまりにも理不尽なものでした。
「あなたには信じる神が存在しません。」
神を信じる者には、それぞれの楽園が用意される。しかし無宗教だった彼には行き先がありません。そこで与えられた救済は、「異世界へ転生し、自分が信じられる神を見つけること」でした。
転生先は、信仰そのものが力になる世界。
この世界では、物理・気・魔力・神力という四つの力が存在し、神を信じることで聖法を、強大な存在への信仰によって魔法を扱えるようになります。都市は宗教ごとに勢力を築き、聖壇を巡って争い、信仰を失えば力も失う――まさに神々の代理戦争が繰り広げられる世界です。
そんな世界に、どの神にも属さない男が転生する。
彼が最後に選ぶ神とは誰なのか。それとも、新たな神を生み出すことになるのか。
これは、一人の無神論者が「本当に信じる価値のある神」を探し求める、異世界信仰ファンタジーである。