あらすじ
十歳になると、誰もが“運次第”で召喚獣を授かる世界。
ただし家柄によって、現れやすい召喚獣にはある程度の傾向があるとされ、人々は皆、召喚の日にそれぞれの“らしい相棒”を期待していた。そんな中、少年リクの前に現れたのは、白くてまるい、見たこともない小さな召喚獣・ポコ。
しかもその固有能力は、今ではすっかり廃れた古い技術――《錬金釜》。
魔法や召喚獣の派手な力こそが評価される時代に、そんな時代遅れの能力は“ハズレ”扱い。周囲に笑われ、先生ですら扱い方がよくわからないまま、リクの冒険は始まる。けれど、のんびりして見えるその小さな相棒には、どうやら普通ではない力が秘められていて――。
村での依頼、仲間との旅、出会いと発見を重ねるうちに、誰にも期待されなかった力は少しずつその価値を見せ始める。これは、バカにされた少年と小さな召喚獣が、見下された“時代遅れ”の力で道を切りひらいていく、ほのぼの成長冒険ファンタジー。