あらすじ

弟が警察に補導された。 ビルの屋上から猫を何匹も落としていたらしい。 弟は「バター猫のパラドクス」という思考実験が大好きだ。バターを塗ったパンを背中につけた猫は、地面に落ちる時に脚で着地するか、背中からぶつかるか。 二律背反の矛盾性を喩えたものだ。 弟はそれを実際にやったらしいけれど、まぁ、猫は高いところから落ちてもへっちゃら。 全然、残酷じゃない。弟らしい、ムダで馬鹿馬鹿しいけれど、無邪気な発想。それを大事にしてやりたい。 でも、気づいてしまったんだ。 弟が本当にしていた実験がなんだったのか。

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カクヨム
カクヨム2026/07/30
  • 現在の作品バター猫のパラドクス