あらすじ
黒川詩織のもとに、ある日突然、出所不明の写真がDMで届く。
何の変哲もない風景写真に見えたが、よく見ると、撮影した覚えのない「青い制服の少女」が小さく写っていた。
好奇心から保存した瞬間、呪いは確定する。
その夜から、詩織のスマホに知らない写真が次々と増えていく。
どれも自分で撮ったことになっているのに、記憶はない。
そして、どの写真にも必ず青い少女が映っている。
最初は遠くにいた少女は、写真が増えるにつれて、少しずつ近づいてくる。
詩織は唯一の相棒である相沢千夏に相談する。
二人で調べ始めると、奇妙な事実が浮かび上がる。
この写真を見た者は、やがて自ら命を絶つという噂だ。
実際、過去に同じ写真を受け取った人たちが、次々と姿を消していた。
呪いの影響はスマホだけに留まらない。
集合写真では写っているはずの顔がぼやけ、過去のSNS投稿からは名前やコメントが消えていく。
周囲の人間の記憶も少しずつ食い違い始め、「そんな写真、見たことない」と友達が言い出すようになる。
詩織は写真を削除しようとしたが、消した直後に別の場所へ同じ写真が現れる。
千夏と二人で「他人に送れば移せる」という情報を見つけ、呪いを断ち切る方法を探るが、送った側にも別の異変が残るという。
青い少女は、写真の中で着実に距離を詰めてくる。
詩織の記憶すら曖昧になり始めたとき、二人は最後の選択を迫られる——
この写真を誰かに送るか、それとも、自らが写真の中の少女に飲み込まれるか。