あらすじ

警察学校を卒業し、交番勤務を始めて二週間。 新人女性警察官の小川芽衣は、落とし物や道案内ばかりの毎日に、どこか物足りなさを感じていた。 そんなある日、一人の女子高生が交番を訪れる。 「この近くに、公衆電話はありますか」 翌日は本屋、その次はカフェ。 少女は何度も交番を訪れるのに、本当に聞きたいことだけは決して口にしなかった。 やがて芽衣は、少女が家の話を避けていること、そして袖口の奥に隠された痣に気づく。 「大丈夫なんで」 そう笑う少女に、元捜査一課刑事の巡査部長・久我は告げた。 「“大丈夫”を信じるな。だが、決めつけるな。そして、見逃すな」 その数日後、少女は交番へ来なくなる。 そして夜の繁華街で、芽衣のもとに未成年者保護の無線が入った――。 助けを求める声は、いつも大きいとは限らない。 言葉にならない小さなSOSと、それを見つけようとする警察官たちを描いた、交番を舞台にしたヒューマンドラマ。 全三話完結。

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小説を読もう2026/07/30
  • 現在の作品交番の明かりのそばで ~「家に帰りたくない」と言えない少女を見つけた夜~