あらすじ

「無能な『夢織り』ギフト持ちのお前との婚約は破棄する!」 王太子アルフレートに婚約破棄を言い渡された公爵令嬢シャルロット。だが彼女の中身は、前世で三十年間西陣織の下請け工房に身を捧げた四十路の職人・佐倉紬だった。 誰も価値を測れない『夢織』――人の夢や願いを糸に紡ぐ力。だがその糸は、強度も伸縮も光の反射も、現代の高性能繊維をはるかに凌ぐ規格外の『夢素材』。その真価を知るのは、シャルロット本人ただ一人。 「三十年、報われなかった。……でも、それも今日で終わり」 淡々と王城を去った彼女がたどり着いたのは、峡谷で二つに引き裂かれた辺境の街レント。魔物の巣に阻まれ、豊かな鉱山へ橋を架けられずにいた貧しい街で、強面の竜人騎士ガルドと少女ノラに出会い――蜘蛛の糸で夢の橋を架け始める。 一方その頃、シャルロットの糸の価値だけを見抜いていた鑑定S持ちの令嬢ミレイユは、製法を奪えば自分のものになると信じていた。夢織が本人にしか扱えないと知らぬまま……。 報われなかった職人が、異世界で糸を、街を、そして人の心をつないで生き直す。解放と、自立と、ささやかな恋の物語。 ざまぁ、ものづくり、スローライフ――全部盛りでお届けします!

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小説を読もう2026/07/30
  • 現在の作品夢を織るスキルは無能扱いで婚約破棄されたけど、蜘蛛の糸で夢の橋を架けたら国が滅んだ元婚約者が泣きついてきました