あらすじ

喫茶雨夜の月。それは、雨の日だけ営業する喫茶店だった。 そこは特殊な土地に建っており、雨が降っている間だけ人間の世界である“現”と妖怪の世界である“まほろば”が重なる。その為、客には人間もいれば妖怪もいた。 雨夜の月でアルバイトをしている月虹花梨は、妖怪を視る力を持っていた。それは生まれつきの力であり、そのせいで友人を作れずにいた。 店主である棗に扱き使われながら毎日を過ごしていたある日、花梨は狐の嫁入りに遭遇する。幻想的に執り行われる花嫁行列に見惚れていたところ、花梨の存在に気づいた花嫁が助けを求めてきた。 花嫁は雨夜の月の常連客の妖狐で、この嫁入りは彼女の望んだものではないという。そして、花婿である化け狸は妖狐一族の宝である殺生石を狙っていた。 ひとまず花梨と棗は雨夜の月で花嫁を匿うことにするのだが――。

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小説を読もう2026/07/30
  • 現在の作品喫茶雨夜の月は今日も雨降り