あらすじ

「君の仕事は、紙に線を引くだけだ」——そう言って婚約を破棄した元婚約者は、半年後、わたくしの地図なしでは王都へ帰れなくなりました。 王立測図院で十年、安全な道も、魔物の縄張りも、井戸も避難小屋も測ってきたリーゼロッテ。けれど原図に載っていたのは、いつも他人の署名でした。追放された先は、地図を焼いた男が治める北の辺境。彼女がそこで引き始めたのは、行き方ではなく帰り方の書いてある地図でした。——一方、彼女の写しの写しを持って出た王都の遠征隊は、日の落ちるのが二刻早い谷で、立ち往生しております。 手を汚さない、静かなざまぁ。第一部 全三十話・ハッピーエンド。 測量も雪も地味ですが、人が帰ってくる話が好きな方へ。第一部の恋は、溺愛ではなく「信頼」まで参ります。

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小説を読もう2026/07/30
  • 現在の作品婚約破棄は承りました。では、王都へ戻る道はご自分でお探しください 〜追放された地図師令嬢は、辺境伯と「帰れる地図」を作る〜