あらすじ
千年王国ミリアム。
巨狼を神と崇め、その娘たる白狼の化身エレノールと、ミリアム始祖が造ったとされる古王国。
東方の大国ファールスとは長い戦争状態にある。
その歓楽街にて雨が降り頻る中始まる物語り…
エメロード・ドゥ・ラ・リュシェールは、リュシェール元帥家令嬢、と言えばミリアムでは、王家に次ぐ権力を持つ名家の出である。
しかしそんな高貴な身の上の彼女が常に、纏っているのは、仕立ては上等だが、薬品のシミを擦り付けた古びたドレスだ。
研究に明け暮れて、家族にも見放され、叔父が与えてくれた街外れの屋敷にひっそりと暮らす。
そんな彼女がとある事情から、歓楽街で拾った重傷の異国人の男を助ける。
エメロードは善意と、ある目的から彼を屋敷に迎えるが…
思いもしなかったのだ
その出会いが、その選択が自分の運命を決めてしまうとは