あらすじ
痛みが日常になった少女の前に、ある日“天使”が現れる。
「君はまだ、完全には壊されていない」
その言葉をきっかけに、彼女の運命は静かに狂い始める。導かれるまま手に取った一冊の本――そこには、一人の少年の“生きた痕跡”が記されていた。
無力ゆえに奪われ、壊され、すべてを失った少年。
だが彼は、ある禁忌の力に目覚める。
それは――他人を喰らい、すべてを奪う力。
愛も、記憶も、存在すらも。
やがて少年は、人を越え、倫理を捨て、世界そのものを歪めていく存在へと変貌していく。
その果てに待つのは、救いか、それとも――。
少女が読む“物語”と、少年が辿る“現実”が交差するとき、
世界の構造そのものが、音を立てて崩れ始める。
これは、
生と死とは何か。
その極論を追い求める、すべてを壊す物語。