あらすじ
転生管理局――
死後の魂が集まり、次の人生へ送り出される“世界の裏側の役所”。
私はそこで働く職員のひとり。
毎日、膨大な魂を案内し、転生の手続きを進めていく。
淡々とした仕事のはずなのに、なぜかトラブルは絶えない。
そんなある日、私にとって特別な任務が回ってきた。
「勇者の転生」
世界の均衡を保つために欠かせない、大事な仕事。
ところが現れた勇者候補は――
どう見ても“勇者らしくない”軽い魂で。
それでも神様の判子は押されている。
送り出すしかない。
……はずだったのに。
転生先で何が起きるかは、誰にもわからない。
魂の性質、世界の状況、運命の流れ。
すべてが複雑に絡み合い、時に予想外の事態を生む。
だから今日も転生管理局は忙しい。
そして私は、またひとつ“面倒な仕事”を抱えることになる。