あらすじ

大四次大戦——第三次大戦で使われた核・生物兵器の被害者を、四次では「人体兵器」として戦場に投じた末に、その戦争もようやく終わった。元人体兵器たちは英雄として持て囃され、同時に驕りも生まれていく。 広瀬迅、通称・悪食(あくじき)。かつて陸軍第二連隊の隊長として、敵の人体兵器から能力を「燃料」として奪い、二度と使えない体に変えてきた男。奪った力は自らの内で燃やし尽くす。その代償か、右半身は常に燃え、目だけが誰とも違う水色に染まっている。 戦友たちと違い、迅は自分の待遇に驕ることなく、ただ静かに日々を過ごしていた。焼け焦げた体で人前に出ることを避け、在宅で仕事を続ける毎日。 そこに転がり込んできたのが、幼馴染の佐倉幸。出征前に想いを交わした彼女は、迅がどれだけ避けても離れず、今では隣で当たり前のように暮らしている。 英雄と呼ばれ、悪食と呼ばれ、それでも変わらない日常。焦げた体の隣に、彼女がいる。

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小説を読もう2026/07/29
  • 現在の作品悪食の帰還兵、守った世界で純愛に燃える。