あらすじ
片田舎の宿屋で働きながら、裏では殺し屋として生計を立てるサラ(20)。
ある日「組織」から命じられたのは、宿泊客である好色貴族・ソナーウィック侯爵の暗殺。
武器を落とし、絶体絶命の状況で選んだ最後の手段は、自分の血を使った口づけ――のはずが、標的は護衛の男に阻まれ、目論見は失敗に終わる。
目覚めれば、身に覚えのない場所でシーツ一枚の姿。
「初めて唇を交わした相手と結婚しなければ死ぬ呪い」に生まれつきかかっているという、あの護衛の男が、開口一番「責任を取れ」と言い放った。
「殺されるのも嫌だけど、結婚なんて絶対嫌!」
組織にも追われ、行き場もなく、男には汽車に連れ去られ――。
これは、任務失敗で殺し屋失業危機に陥ったサラと、拗らせ貴族の、愛と呪いのドタバタ逃走劇。