あらすじ
血液の癌になった。大きな手術もした。
まだ20代、息子は2歳半。
いつまで働けるのか、息子の成長をどこまで見届けられるのか。
元気な身体があれば、もっと息子と遊ぶことができるのに。もっと甘えさせてあげられるのに。
家族にも友人にも、心配をかけたくないから、シャワー中にひとりで色んなことを考える。
たくさんの支えがあって生活しているはずなのに、病気はこんなにも人を孤独にするんだな。
生まれてはじめて作った短歌が、こんな気持ちを乗せたものだとは思わなかったな。
でも、かたちにしてみたら、少し前を向けた気がする。