あらすじ

貴族を殴って左遷された騎士ノエルの新しい仕事は、王宮図書館の閑職だった。 そこで出会ったのは、悪評高い侯爵令嬢レオノーラ。 冷たい美貌と鋭い言葉で相手を容赦なく追い詰める恐ろしい悪役令嬢、のはずが、 誰もいない図書館の奥で見つけた彼女は、本に埋もれて眠り、ノエルの失敗を腹を抱えて笑い、本の話になると子供のように目を輝かせる妙な女だった。 空腹も忘れて本を読み続ける彼女を放っておけず、ノエルは自分の弁当をわけてやるようになる。 はじめは半分こだった昼食も、いつしか最初から二人分に。 | 「君にぴったりだと思ったけどね。体が丈夫で、馬鹿正直に人助けばかりして、図書館なんかに左遷されちゃった人には」 | 「左遷言うなオラ」 人前では他人同士。 書庫の奥では遠慮のない軽口を交わす間柄。 ノエルが彼女の名を呼びたいと尋ねると、令嬢は何でもないことのように答えた。 | 「それなら、ノラでいいよ」 | 「ノラ?」 | 「昔はそう呼ばれてた」 悪名高いレオノーラと、書庫で無邪気に笑うノラ。 なぜ彼女は二つの顔を使い分け、恐ろしい悪役令嬢であり続けるのか。 態度は荒いが世話焼きの左遷騎士と、彼の前では素の顔を見せる悪役令嬢。 王宮図書館の片隅から始まる、秘密と昼食と軽口の異世界恋愛。

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小説を読もう2026/07/29
  • 現在の作品社交界最恐の悪女なのに、うっかり居眠りを見られてから左遷騎士が放っておいてくれない ~悪役令嬢は図書館で眠る~