あらすじ
ある日、学校のトイレで「ゆみちゃん」と名乗る少女の幽霊と出会った主人公。数十年間、誰にも見つけてもらえず、たった一人で泣き続けていた彼女と友達になった主人公は、学校の外へ出られないゆみちゃんの願いを叶えようと手を差し伸べる。
初めて見る雪、初めて歩く街並み――ゆみちゃんは無邪気な笑顔を見せ、二人はかけがえのない時間を過ごしていく。
しかし、踏切の前で語られたゆみちゃんの壮絶な過去をきっかけに、忘れ去られていた二十年前の真実が少しずつ明らかになる。
これは、ある少女の孤独と執念、そして「因果応報」という言葉の本当の意味を描く、切なくも残酷なホラー短編。