あらすじ

「最強の剣士」を支えるのは、最低ランクの冒険者だった。 Fランク冒険者・ヒロ。 彼は討伐依頼を一切受けない。 受けるのは、魔力導管の補修、橋や道路の修繕、水路整備――王都の人々が安心して暮らすための、誰も見向きもしないインフラ整備ばかり。 そのせいで、冒険者ランクは何年経ってもFランクのまま。 一方、幼なじみのガレスは、史上最年少で高ランクへ駆け上がる天才剣士。 誰もが「ガレスこそ主人公だ」と口を揃える。 だが、ガレスだけは知っている。 自分が最強でいられるのは、誰よりも自分を理解し、支え続けるヒロがいるからだと。 二人は幼い頃、故郷・陽だまり村を失った。 原因は魔物でも戦争でもない。 老朽化した魔力導管。 誰にも気づかれないまま進行したインフラの崩壊だった。 「もう二度と、誰にもこんな思いはさせない。」 その日からヒロは、街を守るために生きると決めた。 誰にも評価されなくても。 ランクが上がらなくても。 人々の日常を支えるため、今日も地下へ潜る。 これは、世界最強の剣士と、世界最高の職人。 二人で一人の冒険者が紡ぐ、誰かの日常を守る物語。

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カクヨム
カクヨム2026/07/29
  • 現在の作品主人公はいつになっても冒険者ランクを上げない