あらすじ
「は? マジで信じてやんの? アンタみたいな陰キャと付き合うわけないじゃん、罰ゲームだしw」
放課後の教室。学園のトップカーストに君臨するギャル・愛莉に呼び出され、勇気を出して告白にOKした瞬間。
俺に向けて突きつけられたのは、スマホのカメラレンズだった。
クラスメイトの爆笑。
愛莉のスマホの画面には、リアルタイムで流れる「爆笑www」「陰キャ哀れすぎ」「神回キタこれ」という生配信のコメントの嵐。
俺――高瀬カナタは、ただの「配信のネタ」として、全世界に恥ずかしい姿を晒されて振られた。
「あー面白かった! じゃあね、二度と私に話しかけないでねー!」
高笑いしながら去っていくギャルたち。
だが、愛莉は、そしてクラスの連中は何も知らなかった。
俺が、チャンネル登録者150万人、同時視聴者数10万人を超える伝説の顔出しNGゲーム実況者『マスクド・K』本人だということを。
そして愛莉が、俺の配信に毎日何万円もスパチャを投げ、SNSで「K様と結婚したい!」「K様しか勝たん!」と狂ったように限界アピールを繰り返している【超絶ガチ恋重課金勢】だということも――。
傷心の俺がやけくそで行った配信をきっかけに、ネット上の特定班が動き出し、ついに愛莉は「自分がゴミのように晒して振った陰キャ=最愛の推し」という絶望の真実に気づいてしまい……!?
「お、お願いカナタくん! あれはドッキリっていうか、その、照れ隠しで……!」
「あ、触らないで。生配信の邪魔だろうし、俺みたいな陰キャに関わらない方がいいよ」
もう遅い。
言い訳、涙目、懇願、すべてを冷徹にフルシカトする最強の塩対応が今、始まる!
これは、底辺陰キャとして踏み台にされた少年が、リアルとネットの双方で圧倒的な優位に立ち、自分を裏切ったギャルを徹底的に突き放して、自分を昔から支えてくれた清楚な図書委員の女の子と最高の幸せを掴む、超高速・立場逆転ざまぁラブコメディ!