あらすじ

軍需物資横流しの罪で、父が捕らえられた。 「父は騙されているんです!」 無実を訴える伯爵令嬢リナリアに、黒衣の刑務省長官・セティは冷たく告げる。 「君の涙も、お父上の人柄も、証拠にはならない」 ならば、自分の手で証明してみせる――。リナリアは皇城で働きながら、父を陥れた事件の真相を追い始める。 証拠を持って何度も長官室を訪れるうち、いつしか用意されるようになった二人分の茶。辛辣で冷淡なはずのセティが、言葉とは裏腹に見せる不器用な優しさ。 信じるだけでは、誰も救えない。けれど、言葉にならない想いにも、きっと証拠はある。 没落伯爵令嬢と素顔を隠した毒舌法官が織りなす、恋愛ファンタジー。

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カクヨム2026/07/29
  • 現在の作品黒衣の法官は春花に恋う