あらすじ
「お前の【簡易鑑定】はゴミだ。この役立たずめ!」
勇者パーティの雑用係だったアルトは、勇者レオンから無情にも追放を言い渡される。
加入できた理由も、「無料でこき使える雑用」や「危険な罠の毒見役」が欲しかったからに過ぎなかった。
手切れ金代わりに押し付けられたのは、魔物の森に隣接する、誰一人住めなくなった『呪いの不毛廃村』の所有権。
しかし、追放された瞬間にアルトの能力が真の覚醒を果たす。
彼の手に入れた能力は、ただのステータス鑑定ではない。自分や仲間たちの**『巨大なスキルツリー』と『スキルの隠された習得条件』**を完全に解読する神能力【天眼(てんがん)の全知】だった。
普通の人々には自分のスキルツリーは見えず、自分の本当の適性すら分からずに生きている。
だからこそアルトは、世間から「落ちこぼれ」と捨てられた人々の中に眠る、恐ろしいほどの可能性を次々と見出していく。
「君は『使い物にならない剣士』なんかじゃないよ。この習得条件を満たせば、ツリーの先にある最上位職『剣聖』になれる」
「君は不器用な破壊子じゃない。この条件をクリアすれば、一日で城壁を建てる『神機土木士』になれるんだ」
仲間たちが本来持っているポテンシャルを100%引き出し、最短のルートで上級職や最高峰の職業へと導いていくアルト。
気づけば不毛の廃村は、優秀な職人と『剣聖』たちが集う圧倒的な領域へ変貌。
一方、アルトという絶対的な大黒柱を失った勇者パーティは悲惨な自滅を遂げていき――。
さらには、人類最悪の敵である【魔王】すらもその噂を聞きつけ、「あの国とは絶対に戦いたくない」と降伏同盟を乞いにやって来るのだった。
無能と捨てられた鑑定士が、他人のツリーを解放して世界最強の国家を築く、圧倒的無双の開拓劇が幕を開ける!