あらすじ
高校時代、膝のケガで本気のサッカーを諦めた大学1年の木村翔太。
元気と体力が取り柄の俺は、創業五十年の町中華『鳳来軒』でバイト中。だが、人情深い二代目大将の「愛」が重すぎて、毎晩のように爆盛りの中華まかないを持たされていた。
深夜11時、重たいタッパーを下げてアパートに帰ると、隣の202号室の前で立ち尽くす美女の姿が。
彼女はキャンパスでも有名な『高嶺の花』――氷見谷(ひみや)先輩。
クールで凛とした美少女のはずの彼女が、コンビニ弁当のレシートを見つめながら呟いていた。
「……今月も食費オーバー。ていうかこのお弁当、上げ底すぎない……?」
実は彼女、料理が壊滅的にできず、外食頼りで破産寸前お腹ペコペコなポンコツ美少女だったのだ!
「あの……よかったらこれ、半分食べてくれませんか!?」
最初は「毒でも入ってるの?」と警戒されまくり。
けれど、タッパーから漏れ出すニンニクと醤油の破壊的な香りに、先輩のお腹が可愛らしく「ぐぅ~」と鳴ってしまい――!?
ドア一枚を挟んで聞こえる、感動の「うまっ……」の声。
お礼に届くのは、彼女がバイト先から持ち帰る冷た〜いアイス。
ガッツリ中華とひんやりスイーツが紡ぐ、隣の綺麗なお姉さんとの、温かくてじれったい深夜のお裾分け日常ラブコメ!