あらすじ
本ばかり読んで育った香山恵は、ずっと一人だと思っていた。
でも違った。小学校の卒業式の日に植えた撫子の種から、ピンクの髪の花の妖精「ヤマト」が生まれていた。見えなかっただけで、ずっとそこにいた。
転勤先で出会った園芸屋の多恵と、花の妖精トキ。見えない世界が見える人たちとの出会いが、恵の閉じていた扉をそっと開いていく。
そして辿り着く先には、見えない世界の秘密を知る、ある人物が待っていた。
ニュースにはならない小さな出来事の中に、人の優しさ、気持ちの変化、見えない存在や自然が息づいている。
『小さな種の咲く花は』第2巻、ヤマト撫子編。