あらすじ

断罪された翌朝、悪役令嬢イレーヌは、内側から鍵の掛かった離宮の一室から姿を消した。 残されていたのは、乱れた寝台と、手つかずの食事。そして、枕の上に置かれた婚約指輪だけ。 その夜から、誰もいない部屋で、王太子レギウスの声が聞こえるようになる。 「君だけを愛している」 「生涯、君を守ろう」 「何があっても、君を捨てない」 それは、かつて彼がイレーヌへ贈った愛の言葉だった。 昔の言葉には、もう意味などない。 そう切り捨てるレギウスのもとへ、声は毎晩、少しずつ近づいてくる。 これは、忘れたことにされた愛の言葉が、受け取った相手を探して戻ってくるお話。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/07/29
  • 現在の作品悪役令嬢が消えた部屋から、毎晩「愛している」が聞こえる