あらすじ
一色多恵は、少しだけゆっくりな女性です。
のろまと言われて育ったけれど、花や虫や草に目が向く。今は園芸サービス業クローバーを営んでいます。
彼女には秘密があります。トルコキキョウから生まれた花の妖精「トキ」が見えるのです。
ある日、依頼先の庭にある一本のミモザが気になり始めます。妖精トキが「おもい」と言ったから。そこから始まる、友情と不思議な出会い。
ニュースにはならない小さな出来事の中に、人の優しさ、悲しさ、再生がある。見えない世界と見える世界が重なる場所で、多恵とトキはそっと人々に寄り添います。
『小さな種の咲く花は』第1巻。