あらすじ

「お姉様、リュシアン様を私に譲ってくださらない?」 従姉妹コレットが婚約者の腕を組んで現れても、伯爵令嬢マルグリットは取り乱さなかった。 「承知いたしました。遠慮なく差し上げます」 リュシアンは嫉妬され、二人の女性から奪い合われたかっただけ。コレットは本気で彼を欲しがっていた。大勢の前で始めた恋の芝居は取り消せず、二人の婚約が決まってしまう。 やがてコレットは知る。リュシアンが恋人の手紙も秘密も、詩にして人前で披露する男だったことを。 一方、婚約から解放されたマルグリットは、預けた言葉を決して他人へ漏らさない侯爵アルベールと出会う。 恋を見世物にした二人が互いの秘密を暴き合い、すべてを失っていくお話。

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小説を読もう2026/07/29
  • 現在の作品婚約者を譲れと言われましたので、遠慮なく差し上げました