あらすじ
「皆さんも王家の秘密を知ったのでこの国ごと死ぬだけです。私でさえ殺されたので私以下のあなたたちも死ぬだけでしょう?」
「ぐああああ!」どうですか?王子?そんな問いかけが聞こえてきた。
魔女は……いや、魔女になった令嬢がうっすら笑って会場に姿を現した。現れた女に全員が戦慄する。
なぜなら彼女は一年前に葬儀をしたはずの死んだ亡霊だから。様々な人たちがその亡骸を見たのだから、亡くなったことは皆が見ている。確かに美しい令嬢の目を閉じて色をなくした嘆かわしい最後をお別れで見たのだから。令嬢の恨みに覚えのあるものは恐ろしさにまともに立っていられない。大丈夫、秘密を抱える必要なんてすぐなくなるんだから。