あらすじ
「どんなことでもしますから、お側においてくださいませんか?」
突如現れた令嬢に、ギルバート・アディントン伯爵は困惑した。
彼の見目や肩書、地位や財産に惹かれる女性は数多い。
だが、こんなにも切実な願いを口にする令嬢は初めてだった。
訳ありだろうと思いながらも、ギルバートはステラを屋敷に置くことにする。
彼女は何も求めなかった。
「私はお役に立てていますか?」
「もちろんだ」
その言葉だけで幸せそうに笑う。
見返りを求めず、ただ側にいることを望む彼女に、ギルバートは少しずつ惹かれていった。
だが、二人に残された時間はわずかだった。
側にいたい。
忘れたくない。
それでも彼は未来のために決断する。
「大丈夫。また君を好きになる」