あらすじ

シェルナ王国の第三王女クラリスは、社交も外交もからきしで、来る日も来る日も魔法式ばかりいじっている変わり者だった。 そんな彼女に、ある日突然、大国アルダーンへの輿入れが決まる。表向きは友好の証。その実、優秀すぎる兄を警戒したアルダーンが差し出させた、人質だった。 嫁いだ先で待っていたのは、誰にでも優しく誰のものにもならない若き国王ジルヴェスターと、やる気のない天才魔法師ルーク、そして――八百年間、誰にも読めないまま埃をかぶっていた古代魔法の書庫。 「読めなくていいんです。見たいだけなので」 彼女にとっては、ただの好きなものだった。けれどその「好き」が、凍てつくアルダーンの冬を、辺境に迫る異変を、そして八百年前に途切れたはずの何かを、少しずつ動かしはじめる。 魔力量は人並み。派手な力はない。ただ、誰よりも式を読み、誰よりも式を削る。 これは、役立たずと呼ばれた姫が、たった一枚の魔法式から国を変えていく物語。

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小説を読もう2026/07/28
  • 現在の作品魔法オタク姫の政略結婚 ~誰も読めない古代魔法を解読していたら、大国の王に見初められました~